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会津八一 買取させていただきました
07 .22 .2022
鎌倉の骨董屋R antiquesです。
会津八一の掛軸、鎌倉在住のお客様から
買取りさせていただきました!
優しげできをてらわぬ線。
明快な文で見た人の心に
すっと入ってくるような、
そんな掛軸を書いたのは
今回紹介する会津八一、
明治生まれの書家、歌人、美術史研究者です。
会津八一は1881年(明治14年)に新潟に生まれます。
8月1日に生まれたことから八一(やいち)と名付けられたそう。
そこもまたなんとも明快!
少年時代から俳句に魅了され、
19歳の頃、正岡子規との出会いもあり、
漢詩や和歌にも興味を深めながら
より一層のめり込んでいきます。
今後の生涯でも正岡子規、
それから尾崎紅葉など名だたる歌人との
交流は続き、大きな影響を受けています。
その後、早稲田大学文学科に入学。
在学中には英文学を学びながら
小泉八雲や坪内逍遥、
イギリス詩人のキーツなど、
多方面の分野で指導を受け
まさに多彩な刺激を受け世界を広げていきました。
そこで美術史についても知見を広げ
卒業後、旅先の奈良で見た仏教美術に惹かれ
それらを歌に詠んだ作品へと繋がっていきます。
彼の青年期からも感じ取れる通り
多方面の学びを深めていたことから、
のちに早稲田中学校の英語と道徳の教鞭をとり、
型破りな授業は生徒から大人気だったとか^^
一、ふかくこの生を愛すべし
一、かへりみて己を知るべし
一、学藝を以って性を養うべし
一、日々新面目あるべし
彼の生活指針として門下生に与えていた言葉です。
う〜ん、
彼のまっすぐで
それでいて探究心を失わない
豊かな知性が沁みます、、、!
R antiques では
会津八一の作品、買取りいたします。
鎌倉、逗子、葉山、藤沢、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原などの地域の骨董品の買い取りも行っております。
何かございましたらお気軽にご相談ください。