鎌倉の骨董屋R antiquesです。
河井寛次郎の作品を逗子市在住のお客様から買取させていただきました！

河井寛次郎は島根県生まれの日本を代表する陶芸家です。

島根の松江中学校を経て、東京高等工業学校(現東京工業大学)へ入学。
東京高等工業学校在学中は、陶芸家としての基本的な勉強から、窯業の科学的研究などを行っていました。
また、同校の2学年下の後輩に同じく陶芸家の濱田庄司がいます。

卒業後は、京都にある京都市陶磁器試験場に入所。
濱田庄司らとともに1万種以上の釉薬の研究や、中国陶器など過去に製作された陶磁器の模倣や研究などを行いました。

京都の五条坂に「鐘渓窯」と名付けた窯を構えた翌年、東京と大阪の高島屋で「創作陶磁展覧会」を開催。
寛次郎は、中国・朝鮮の陶磁に倣った作品に試験場時代の研究データなどを取り入れ、超絶技巧の華やかな作品を制作、出品。瞬く間に、その名を知られることとなりました。

しかし、世評に反して自らが作り出す作品について思い悩む日々を送る寛次郎。
そんな折、濱田庄司を通じて柳宗悦を紹介してもらった寛次郎は、民藝理論に深く共感し、これまでの作風を一変。実用的な陶器の制作を進めていくこととなります。

その後、寛次郎は柳宗悦、濱田庄司らとともに日本民藝美術館設立趣意書を発表。
古い時代より大切に使用されてきた日用品を発掘。また、失われてしまった技術を復活させ、無名の職人たちによって作られた「用の美」を兼ね備える、新しい日用品を普及させようと生涯、活動しました。

今回、買取させていただいた作品は寛次郎らしい土の持つ力強さが活かされており、繊細なデザインが際立って美しく見えます、、。
飾って眺めていたい作品ですが、使ってこその「用の美」！
ぜひ、とっておきの席などでお使いいただければと思います＾＾

R antiquesでは河井寛次郎の買取も行っております！
鎌倉、逗子、葉山、藤沢、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原などの地域の骨董品の買取も行っておりますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。

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